在宅医療相談外来始めました。
10月に入りました。朝晩の気温もだいぶ肌寒くなってきましたね。
今月から日本医科大学外科非常勤講師に拝命されました。そして毎週土曜日午前中 日本医科大学付属病院にて「在宅医療相談外来」を担当することになりました。
在宅医療相談外来って何だ?と思われる方も多いと思います。
そもそも在宅医療とはどんなものか?在宅医療って何が出来るのか?など多くの方々から質問いただきます。
在宅医療自体の理解がまだまだまだ浸透していませんね。恥ずかしい話ですが、かく言う私も大学勤務医の頃は、在宅医療とは一体どう言うものか全く知りませんでした。
「在宅医療相談外来」では日本医科大学付属病院 (に限定しませんが)に入院中や外来通院中の患者さん方で『自宅での診療を希望する方』や『外来通院の合間に自宅での診療を希望する方』をスムーズに在宅医療へ移行するお手伝いをいたします。
では誰でも在宅医療を受けられるか?
その答えはNoです。在宅医療を受けるには一定の病状や体調に関する基準が設けられております。
簡単に言うと家族の付き添いなく一人で外来へ通えるくらいの方は通常在宅医療を受けられません。逆に様々な理由で一人で外来に通えない方は在宅医療の適応になる可能性があります。中には癌やパーキンソン病などの難病が進行して大学病院などで行う『病気を治すための医療』を中止する、もしくは中止したい方も含みます。
主治医の先生より紹介頂いた方やそのご家族にそれぞれの患者さんの現状と照らし合わせて、まずは在宅医療の適応かどうか、そして可能な場合にはどのような診療内容になるのか、さらには在宅医療を開始するための準備をどのように進めたら良いのか、などを具体的に説明いたします。
少しでも興味のある方、又は自宅で診療を受けたいなあ、と思ったことのある方は主治医の先生に相談していただいてもいいし、当クリニックに直接ご連絡頂いても大丈夫ですので一度「在宅医療相談外来」を訪れてみてください。